お知らせ
2024/6/1 店長の記事第二段がタキイ種苗㈱の「タキイ最前線」に掲載されました。p51~P52です。今回はF1と比較対照される固定種がテーマです。固定種は”自家採種可能”であり”遺伝子が操作れていないから安全”という最近の論調とは全く別の切り口で考えてみました。なぜ日本の水族館にたくさんいたラッコは3頭に激減してしまったのかを問題提起としております。決してF1ヨイショの記事ではありません。本屋さんにはありませんが、タキイさんと取引のある種苗店では無料配布しておりますし、他にも有用な記事が盛りだくさんです。お読みいただければ幸せに存じます。
2024/2/1 店長の記事がタキイ種苗㈱の「タキイ最前線」に掲載されました。
一応連載の予定で、二回目までは「F1と固定種」について書きました。第一回目のテーマは一代雑種F1についてです。掲載箇所は59-60ページになります。「F1は危険じゃないの?」とか「固定種だったら自分で種が採れるのになぜわざわざF1を使うの?」という疑問について私なりの見解を敷衍してみました。お読みいただけたら幸いに存じます。
2024/2/1 スーパーアップ・立春のかほり・アップ一号(加津佐13号を除く)の予約受付を開始いたしました。かつてない超極早生種の品薄が予想されます。お早目のご予約をお願いいたします。
2021/12/24 「野菜作りの極意」増刷しました。 クリスマス頃には店頭に並び、お求め易くなるかと存じます。なお、現代農業1月号では「冬越し野菜のお悩み相談」の第二段として「玉葱」について、次2月号では「異常気象に強い品種」について、立て続けに記事が掲載されます。詳しくはブログをご参照ください。
2021/11/02 店長が本を出版いたしました。
書名は『タネ屋がこっそり教える野菜作りの極意』です。
理論編と実践編という二部構成になっています。前半の理論編はイラストを多めにとり入れてた内容でページを見開いただけで、野菜作りの極意が一瞬で理解できるように構成されております。大変読みやすく、ユニークな内容となっていると自負しております。後半は29種類にも及ぶ野菜について従来とは異なる切り口で栽培技術を考えてみました。また、FAQなどを囲み記事として各所に挿入してあります。単なるハウツー本に終わらず、何回も膝を叩いていただけるように随所に工夫いたしました。
試し読みはこちら ご購入は出版元の農文協へ ブログはこちらとこちらへ
2021/11/1 現代農業12月号に記事が載りました。 冬越し野菜のお悩み相談~ホウレンソウ編です。無農薬栽培を考えるとき、栽培品種の選択と、栽培時期の選定が最も重要になります。ほうれん草は低温で抽苔しません。ほうれん草にはシュウ酸が含まれていて普通ゆでて食べます。この様な特性が最も無農薬栽培に取り組みやすいことを解説しております。
2021/11/1 国内の主要メーカーである、タキイやサカタの種子の価格が11月より一斉に値上がりいたしました。在庫がある分は値上げ前の価格で販売を続けますが、11月仕入分以降は順次値上げとなります。申し訳ございませんが、ご承知おきくださいませ。
《ネットショップでお買い物をされるお客様へ》
新規仕入れ分は随時入荷となりますが、入荷時点で価格を更新いたします。未入荷分は値上げ前の価格になっておりますのでご了承のほどよろしくお願い申し上げます。
2021/6/1 ネットショッピングにおいて、クレジットカードが使えるようになりました。クレジットカード支払い選択→クロネコwebコレクトよりメール→メールに従いクロネコwebコレクトのWEBサイトでお支払い手続き完了→当店より出荷 の流れでお支払いができるようになりました。カード情報など貴重なデータ管理を大手の支払いサイトに委託することによりセキュリティーは万全です。ぜひご利用ください。
2021/6/1 PayPay銀行(旧名ジャパンネット銀行)の当店の口座へのご送金が可能になりました。銀行によっては安い料金で送金できますので便利です。尚、ジャパンネット銀行と表記されている部分はPayPay銀行と適宜置き替えてください。口座番号などの基本データは全く同じです。
2020/6/1 スーパーアップや加津佐13号の2021年度のご予約を現在受け付け中ですが、6月下旬頃には締め切りたいと存じます。ご購入ご希望の方はお急ぎくださいませ。なお、最近返信メールが届かないなどのトラブルが多発しております。受注時は即時サンキューメール返信。受注完了メールその他は受信後1両日中には必ず返信するようにしております。トラブルの原因のほとんどが当店の返信メールがスパムメール扱いでフィルタリングされるからのようです。受注やお問い合わせメールに対しては返信情報が重要ですので、予め当店のメールへのフィルタリング解除をしたうえでメールを送信してください。
2020/2/上旬 1月上旬発売の農文協「現代農業2月号」にまた店長の書いた記事多掲載されました。今回は「町のタネ屋がこっそり教える・・・直売所で売れる品種」というテーマで10ページほどの記事です。内容が具体的な品種の解説なので反響が多く問い合わせも増えております。詳細はこちらへ
また2月上旬発売の「現代農業3月号」には「花芽分化とトウ立ちの仕組み」というテーマで10ページの記事を書きました。連続しての投稿で心身ともにヘトヘトになりました。詳細はこちらへ 今回は渾身の力作です。いずれもお読みいただけるととても嬉しいです。
2019/8/5 8月5日発売の農文協「現代農業9月号」に店長の書いた記事が再度掲載されます。お読みいただければ幸いです。巻頭特集は「農家の腰痛回避術」でわかりにくいですが、後半に掲載されています。8月号の「夏の種まき」に続き、「秋の種まき」がテーマです。詳細はこちらへ。
2019/6/21 7月5日発売の農文協「現代農業8月号」に店長の書いた記事が再び掲載されます。お読みいただければ幸いです。詳細はこちらへ 前回は春の種まき、今回は夏の種まきがテーマです。
2019/1/29 2月5日発売の農文協「現代農業3月号」の巻頭特集に店長の記事が掲載されます。お読みいただければ幸いです。詳細はこちらへ
2019/1/29 来る2月19日、3月5日、佐世保市大野地区公民館にて昨年に続き講演会を開催いたします。お近くの方は冷やかしに来てください。詳細はこちらへ
2018/9/29 アドレスバーをご覧いただけたらお分かりのようにサーバーとのやり取りが暗号化され鍵マークが表示されるようになりました。これまで以上に安心してお問い合わせやネットショッピングができるようになりました。
2018/8/吉日 ほうれん草(特に営利栽培や直売所向け)の新品種を一挙5品種、販売開始いたしました。特徴は①ベト病に強い:R15~16までの抵抗性を持つ作りやすさ。 ②葉が多いタイプが主流:暖冬下でも伸びすぎず、厳冬下でも伸びが止まらない性質を持ち、多収で在圃場に優れる ③作業性:収穫の時葉が折れにくく、結束しやすい。 ④オールマイティーな作型:栽培適期がひろく9月下旬~2~3月までOK!⑤濃緑立葉で見栄えはどの品種も甲乙つけがたし・・・です。
ドンキー:極濃緑の超多収型 ゴードン:特に低温伸長性に優れる
福兵衛 :生育旺盛な早生多収 伸兵衛 :特に低温伸長性にすぐれる
冬ごのみ :アクが少なく癖のない味!独特な切れ葉
2018/4/24(火)お問い合わせのページはご質問やお問い合わせにご利用いただいておりますが、一部のフリーメールや特定のドメインからのメールに対するお返事が全く届かない場合があります。特に商品のご予約やご注文の場合には意思疎通が欠かせませんので、今後は電話番号、郵便番号、ご住所等を必須項目とさせていただきました。
2018/2/28(水)佐世保市JA柚木支所(旧)で開催される講演会に講師として参加します。13:30~ 「進化版:本には載っていない野菜作りの秘密+超極早生玉葱栽培のメカニズム」について話してみたいと思っています。今回は講演をやや短くして質疑応答にも力を入れる予定です。
2018/2/7(水)淡路島から遠路はるばる訪ねてこられた玉葱生産農家の皆様とともに、長崎県加津佐町の玉葱を研修会を行いまいした。記録的な寒波の襲来が連日報道される中、スーパーアップや加津佐13号が例年よりやや遅れ気味でしたが美しく生育しておりました。べと病の発生は皆無!とても美しい圃場でした。百聞は一見に如かず!!私を含め淡路の皆様もこれまでの発想の大転換を余儀なくされるような衝撃を受けたのでした。レポートはこちらです。ぜひご覧ください。
2017/10/22(日) 佐世保市波佐見町の有機JASに取り組んでいらっしゃる「百笑会」様の後援により、町内の公民館にてミニ講演会を実施いたしました。先に実施した「本には載ってない野菜作り・・」の続編の講演と、冬でも栽培できるレタスのセルトレイへの播種実演と発芽サンプルの観察を行いました。発芽勢を均一にするための種まきについて考える良い機会になりました。
2017/7/16(日) 今春よりスーパーアップ13号として情報を発信しておりました超極早生玉葱の正式名称が加津佐(かずさ)13号となりました。詳細はこちらの商品説明をご参照ください。同じ血統を誇るスーパーアップより10日早い超極早生玉葱の誕生です。
2017/3/14(火)10:00~ 近所の大野地区公民館で講演会を実施しました。テーマは、「本には載っていない野菜作りの秘密」。「大根は肥料をやらなくて7回耕せばできる」とか「肥料より大事なのは・・・」など店長の独自理論が爆発しました(笑!)。概要をまとめましたので「サルでもできる家庭菜園」の最新改訂版としてお読みいただければ幸いです。
2017/02 店長日記をamebloを再編集する形で新たに書き始めました。今後はblogと同時進行で店長日記を書いていきます。乞うご期待!
2016/11 ショッピングページを含むホームページ全体がスマホ対応に生まれ変わりました。今後ともよろしくお願いします。なお、サイトの構造変更のためアメブロからのリンクがかなり切れていますが早急に対処予定です。
春の果菜類
ピーマン・ナス・トマト・きゅうり・かぼちゃ・枝豆・インゲン・オクラ・スウィートコーンなどがメインの春の野菜です。
◆2月、ピーマン・ナス・トマトなど、1.5~2カ月以上の育苗日数が必要なナス科の温床育苗が始まります。気温ではなく、地温20℃が、最低限の必要条件です。ビニールでトンネルをしたからといって安易に早蒔きするのは避けてください。勘に頼らず、地中温度計を早朝苗床にさして最低地温を図ってみてから播種時期をコントロールするぐらいの客観的な判断がポイントです。
◆きゅうり・かぼちゃなどのウリ科は成長が早く、ナス科のように育苗日数はかかりません。上記ナス科の発芽を見てからゆっくりは種まきを始めてよいかと思います。ウリ科には低温短日育苗がポイントです。特に苗床のうちに一番花が分化します。過保護で雄花に分化しやすく、ストレスで雌花が誘発しやすい傾向があります。
◆「春は早蒔きするな、人が種蒔きしてから蒔け」とブログに書き込んでみましたので、こちらも読んでいただけたら幸いです。
◆家庭菜園の露地栽培の場合。露地の直まきが基本の、枝豆、インゲン、スウィートコーンなどの種蒔きは、少なくとも、春彼岸を過ぎて(桜の花が散って)から蒔き始めるのがよいかと存じます。オクラなどは4月中旬~5月(少なくとも藤の花が咲くようになって)から蒔き始めると失敗が少ないです。
大根や蕪 や 人参・ゴボウ
これら「根菜類」は葉菜類や果菜類と違い土の中の部分の「美しい根」が収穫物となります。「つるつるした美肌」「真っ直ぐな根」「ひげ根がないこと」という「美しさ」が求められます。その美しさを得るための条件は知っていて損はありません。
①直前に堆肥をやらぬこと。できるなら半月~1年前にやって有機物は十分腐熟させておくこと。キスジノミハムシなどいわゆる「根虫」のえさが土の中の未熟な有機質だからです。
②根は長くなりながら、太ったりしません。必ず、「長く」なってからスイッチが切り替わり「太って」きます。だから長くなる過程の生長前半で将来が決定づけられます。酸素がない状態では呼吸できないので根は伸びません。だから何度も耕起し土中深くまで酸欠にならぬように土作りをし、物理的にも畝を高く上げて水はけを図ることが最重要です。
※早春や晩秋はトウ立ちの問題があるので蒔き時が重要です。「根を食べる野菜」を参照ください。
ほうれん草
ホウレンソウは無農薬栽培が簡単にできる野菜の王様です!
ほうれん草以外の菜類は、ほぼ、アブラナ科です。アオムシや、コナガ、キスジノミハムシなどの害虫が好んで食べますがほうれん草には見向きもしません。また、アブラナ科は低温にさらされるとトウが立つので春彼岸頃になるまで露地では種蒔きができません。(理由はこちら)一方、ほうれん草は今から4月までの寒い冬場が絶好の栽培チャンスです。一般に虫がいない冬は無農薬は当たり前なのですが、ホウレンソウは寒さが平気なので、冬のほうが大好きなのです。
しかし、ホウレンソウは夏が嫌いです。夏になるほど昼が長く夜が短くなるという日長の影響で、体の成長がストップし花を咲かせてしまうので栽培できなくなってしまうのです。
※2~3月、ほうれん草を種蒔きすると、約2ヶ月程度で食べられる大きさになると思います!まだ寒いので何も野菜が作れない!とぼやいていないで(笑?)、ぜひほうれん草の種蒔きをいたしましょう。ただし、秋の残り種は東洋系の血が強く春蒔きには向かないのでご注意ください。
※秋まきは夜の温度が下がって日長が短くなってくる9月中旬以降がホウレンソウの蒔き時です。
玉ネギ
◆早春2月、長崎県南部では超極早生系玉葱が収穫の最盛期を迎えております。愛知県K様のご質問から、極早生系玉葱の最適な栽培方法について分析してみました。種まきのタイミング、その後の積算温度、積算日照、生育中に受けるストレスの大小が収穫期や秀品率が異なってまいります。(気象データからの分析はこちらを、平成25~26~27年蒔き3年間の分析はこちらを)
◆中生~晩生の玉葱は2月~3月上旬が最終の追肥の時期です。
遅くならぬうちに必要なら早めに追肥を行い、中耕をしておきましょう。(九州・暖地標準)玉葱は貯蔵できなくては意味がありません。もし、収穫時期に窒素分が残留しているようだと、「まだ自分は成長の過程だ!」と勝手に判断し、収穫をし終えて、吊り玉貯蔵していても、自分自身の養分を使いながら、成長しようとし続け、ついには力尽きて腐ってしまうことになります。 (玉葱の貯蔵性についての考察はこちらへ) つまり、玉葱は収穫時期には肥料が切れていなくてはいけないのです。
5月下旬の収穫時期から肥料の残留を考慮すると、2月~3月上旬ごろが計算できるのです。
吊って腐れない玉ねぎとなるように、ご注意ください。
※当地、長崎県佐世保市を標準としており、緯度・標高によりかなりの差を生じることが予想されます。
実際に参考にされるときはこの点に十分ご注意ください!
お客様の声
トウモロコシが何だか変です?
ぬぁ・・ん・・だ・・こ・・りゃ???
黒穂病 生理障害や虫害ではなく、糸状菌(カビ)が原因の病気でした。それも大変珍しい病気です。春作には発生せず、7月中旬蒔きの抑制栽培に発生していますので、高温多湿時に発生するとのことです。また肥料が過剰時に発生しやすいとのことです。詳しい記事はこちらへ
べと病に強い玉葱の品種は? 晩生の玉葱は腐らない??
店長と同じK.I様からのご質問です。
べと病は、低温、少日照、窒素過多、連作などにより発生が助長されます。耐病性品種は今のところ上梓されておりません。晩生品種であれば自動的に腐らないというのは根拠がありません。詳しい記事はこちらへ
カボチャの芽が出ません!なぜですか?
K.T.様からのメールがありました。 なぜ出ないのか? なぜ品種による差があるのか? カボチャに限らずすべての春野菜の種まきと発芽の問題を論理的にわかりやすく解説しました。 春は人より遅く蒔き、秋は人より早く蒔け!・・・です。言い換えれば、春の発芽は「地温」、秋の発芽は「水分」に大きな影響を受けることを解説いたします。
キュウリやトマトやナスが突然枯れてしまいます! なぜ?
超典型的なFAQに店長がお答えいたします。 6月~7月頃、特に雨が多くなってくる梅雨時に多発し、日に何回も質問を受けることもあります。丹精込めて育てた野菜がある日突然枯れてしまうのはとても悲しいことです。そうならないためにはどうしたらよいのかを店長が解説いたします。以下の記事をお読みいただけると幸いです。
※キュウリ、しおれて枯れてしまいました!(2012/6/12)